
申し込みの段階でお金を払ってと言われたけど、大丈夫?



仲介手数料って毎月かかるの?
賃貸の仲介手数料は、契約が成立したあとに、敷金や礼金とまとめて入居前に払うものです。
ただし、支払う時期がわかっても、見積書に書かれた金額が妥当かどうかまではわかりません。
一方で、振り込む前に見積書を項目ごとに確かめる習慣があるなら、払わなくてよい費用まで見分けがつきます。
ここで取り上げるのは、支払いのタイミングと相場、支払い方法、振り込む前に確かめたい点です。



読み終えれば、いつ・いくら・どう払うかを迷わず決められるはずです。
賃貸の仲介手数料はいつ払うか
契約が成立したあと、初期費用とまとめて入居日の前日までに支払います。
- 契約成立後が原則:仲介手数料は成功報酬なので、契約前に払う義務はない
- 初期費用と一括:敷金、礼金、前家賃とあわせて振り込む
- 契約前の入金は預り金:契約に至らなければ全額が返ってくる
契約が成立したあとに支払う
仲介手数料は、契約が成立して初めて発生します。
不動産会社が受け取る仲介手数料は、物件の紹介から契約までをまとめた仕事への成功報酬です。そのため、内見だけで終わったときや、入居審査に落ちたときに請求されることはありません。
契約前に「仲介手数料」の名目で請求された方は、何のお金かを担当者に確かめておきましょう。
初期費用とまとめて入居前日までに払う
敷金、礼金、前家賃と一緒に、一度に振り込むのが一般的です。
- 申し込み
- 入居審査
- 重要事項説明
- 契約締結
- 初期費用の振込(入居日の前日まで)
- 鍵の引き渡し
入金が確認できないと、鍵は渡されません。月末や連休前の入居だと、金融機関の営業日の関係で振込の期限が早まる点にも注意が必要です。
いつまでに、いくらを、どの口座へ振り込むかは、書面で受け取っておくと安心です。
たとえば4月1日に入居するなら、3月下旬の平日までに初期費用の全額を振り込むのが目安になります。
契約前の入金は預り金になる
申し込みの段階で求められるお金は、仲介手数料ではなく「預り金」です。
物件を押さえる意思表示として、1万円前後の申込金を求められる場合があります。契約に至らなければ、このお金は全額返ってくるのが原則です。
返金を渋られたときは、預り証を見せて返金の期日を確認しましょう。申し込みを取り消したときの扱いは、次の記事でくわしく解説しています。


申込金を払った方は、預り証を捨てずに保管しておいてください。
仲介手数料は毎月かかるものではない
仲介手数料を払うのは、契約するときの一度きりです。
入居後に毎月請求されることはなく、2年ごとの契約更新のときにもかかりません。更新のときに払うのは、更新料や火災保険料といった別の費用です。
毎月かかるのは、家賃、共益費、管理費、駐車場代などです。家賃保証会社を使っている場合は、年に一度の更新保証料がかかる契約も少なくありません。
注意したいのは、同じ建物の別の部屋へ移る場合です。新しい部屋で契約し直すため、仲介手数料も改めてかかります。
更新の案内が届いたら、請求の内訳に仲介手数料が入っていないかを確かめてみてください。
共益費や駐車場代にも仲介手数料はかかるか
共益費は計算に含まれず、駐車場は物件によって扱いが変わります。
仲介手数料の上限を計算する基準は、住まいの賃料だけで、共益費や管理費は入りません。たとえば家賃8万円、共益費5,000円の物件なら、8万円を基準に計算します。
一方、駐車場は住まいとは別の扱いです。部屋とセットで借りる場合に、駐車場の分まで手数料を上乗せするかどうかは物件ごとに違います。
上限の決まりは、次の記事にまとめています。


車を持っている方は、駐車場の分の手数料が見積書に含まれているかを確かめてみてください。
賃貸における仲介手数料の相場


借りる側が払うのは、原則として家賃0.5ヵ月分+消費税までです。
宅地建物取引業法にもとづく決まりでは、住まいの仲介で不動産会社が片方から受け取れる報酬は、原則として家賃0.5ヵ月分+消費税です。1ヵ月分+消費税を受け取るには、依頼を受けるまでに借りる側の承諾が必要になります。
- 0.5ヵ月分+消費税:4万4,000円
- 1ヵ月分+消費税:8万8,000円
消費税10%がかかるため、見積書の金額は家賃の1.1倍になるのが普通です。
下限の決まりはなく、無料や半額の会社もあります。だれが払うのが一般的かは、次の記事が参考になります。


とはいえ、「1ヵ月分と言われたけれど、総額で見て高いのか判断がつかない」という方も多いでしょう。見積書を送ってもらえれば、仲介手数料を含めた総額で下げられる項目を確かめます。
仲介手数料の3つの支払い方法


銀行振込が基本で、クレジットカードや分割払いに対応する会社もあります。
- 銀行振込:初期費用の合計を指定の口座に一括で振り込む
- クレジットカード:対応している会社なら使える
- 分割払い:一括で用意できないときに相談する
銀行振込で支払う
もっとも一般的な方法です。
振込手数料は、借りる側の負担になるのが通常です。ネットバンキングには1日の振込上限が設定されていることが多いので、初期費用の合計が上限を超えないか、事前に確かめておきましょう。
クレジットカードで支払う
対応している会社なら、カードで払えます。
ポイントが付くことと、支払いを翌月以降に回せることが利点です。初期費用40万円なら、還元率1%で4,000円分のポイントが付く計算です。
ただし、決済手数料を上乗せされる場合があります。カードの利用限度額を超えると決済できないので、限度額も見ておいてください。
分割払いを相談する
一括で用意するのが難しいときの選択肢です。
初期費用の分割払いに応じる不動産会社もあり、専用の決済サービスを使う形が一般的です。便利な反面、手数料のぶん支払いの合計は増えるので、毎月の家賃と両立できるかを見きわめてから選びましょう。


振込期限に間に合わないときの対処
期限に間に合わないとわかった時点で、すぐ不動産会社に相談します。
振込期限を黙って過ぎると、契約の手続きが止まり、最悪の場合は契約を解除されることもあります。入居日に鍵を受け取れず、今の住まいの退去日と重なって困るのは借りる側です。
- 期限の延長を相談する:入居日を少し後ろにずらせば、振込期限も延びることが多い
- クレジットカードで払う:対応している会社なら、口座の残高が足りなくても払える
- 分割払いを相談する:手数料はかかるが、一度に払う額を減らせる
とはいえ、「そもそも初期費用が高すぎて用意できない」という方も多いはずです。見積書を送ってもらえれば、外せる項目がないかを期限の前に確かめます。
仲介手数料の領収書と収入印紙
仲介手数料を払ったら、領収書をもらっておきましょう。
紙の領収書の場合、受け取る金額が5万円以上なら、不動産会社が200円の収入印紙を貼ります(国税庁「金銭又は有価証券の受取書」)。5万円未満の領収書は非課税で、印紙は要りません。
収入印紙を用意するのは領収書を出す不動産会社で、借りる側の負担にはなりません。メールやPDFで受け取る電子の領収書は紙の文書ではないため、印紙を貼る対象から外れます。
領収書は、会社の家賃補助や住宅手当の申請で求められる場合があります。引越しが終わるまでは、契約書と一緒に保管しておいてください。
キャンセルした場合の仲介手数料
契約が成立する前なら、仲介手数料はかかりません。
申し込みを取り消したときや、入居審査に落ちたときは、契約に至っていないので請求されません。預けた申込金も戻ってくるのが原則です。
反対に、契約書に署名したあとは契約が成立しています。入居前でも仲介手数料の支払い義務があり、解約の扱いになるため違約金が発生する場合もあるのです。
払わなくていいケースは、先ほど紹介した記事でくわしく解説しています。迷いが残っている方は、契約書に署名する前に、本当にその物件でよいかを確かめておきましょう。
賃貸における初期費用を抑えるコツ


支払う時期と見積書の項目を見直すと、初期費用の総額は下がります。
たとえば、繁忙期を避けて5〜8月や11〜12月に探せば、礼金の減額やフリーレントの相談も通りやすい時期です。見積書に消毒代や24時間サポート代が入っていれば、契約の条件になっているかを聞くだけで外せることもあります。
時期と項目の両方を見直すのがコツです。くわしい方法は、次の記事にまとめています。


引越しの時期を動かせる方は、まず閑散期に候補を探し始めてみてください。
振り込む前に見積書を見直す(自社の実績)
振り込んだあとで取り戻すのは難しいので、確かめるなら振込の前です。
見るべきなのは、仲介手数料の欄だけではありません。書類作成費や事務手数料が別に載っていれば、実質的に上限を超えている可能性があります。
実際、でふ兄不動産に届く見積書を1項目ずつ見ていくと、外せる費用が残っているケースがほとんどです。外せることが多い項目は、次の記事で紹介しています。


とはいえ、「振込の期限が迫っていて、自分で一つずつ調べる時間がない」という方もいるはずです。見積書の画像を送ってもらえれば、振り込む前に確かめられます。
【まとめ】賃貸の仲介手数料はいつ払うかを総額で確認


賃貸の仲介手数料は、契約が成立したあと、初期費用とまとめて入居日の前日までに払います。契約前に求められるお金は預り金で、毎月や更新のたびにかかるものでもありません。
相場は家賃0.5ヵ月分〜1ヵ月分+消費税です。振り込む前に、仲介手数料の欄だけでなく見積書の合計を確かめましょう。
でふ兄不動産では、見積書の内訳を1項目ずつ確かめたうえで手続きを進めています。
仲介手数料の支払いに関するよくある質問
- 賃貸の仲介手数料はいつ払いますか
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賃貸借契約が成立したあと、初期費用とまとめて払います。 敷金、礼金、前家賃と一緒に、入居日の前日までに振り込むのが一般的です。成功報酬なので、契約前に払う義務はありません。
- 仲介手数料は前払いですか
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前払いではありません。 支払うのは契約が成立したあとです。申し込みの段階で求められるお金は預り金で、契約に至らなければ返ってきます。
- 仲介手数料は毎月かかりますか
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契約するときの一度きりです。 入居後に毎月請求されることはなく、契約の更新時にもかかりません。更新時にかかるのは更新料や火災保険料です。
- 共益費にも仲介手数料はかかりますか
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かかりません。 仲介手数料の計算の基準は住まいの賃料で、共益費や管理費は含まれません。家賃8万円、共益費5,000円なら、8万円を基準に計算します。
- 仲介手数料はクレジットカードで払えますか
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対応している会社なら払えます。 ポイントが付き、支払いを翌月以降に回せます。ただし決済手数料を上乗せされる場合があり、カードの利用限度額を超えると決済できません。
- 仲介手数料の領収書に印紙は必要ですか
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紙の領収書で5万円以上なら、不動産会社が200円の収入印紙を貼ります。 印紙を用意するのは領収書を出す不動産会社で、借りる側が負担することはありません。電子の領収書には印紙は貼られません。
- 仲介手数料は現金で払えますか
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店頭での現金払いに応じる不動産会社もあります。 ただし、初期費用は数十万円になることが多く、振込で受け付ける会社が大半です。現金で払いたい場合は、契約前に対応しているかを聞いておきましょう。









