賃貸の仲介手数料を払いたくないときの対処法4選|プロが徹底解説

賃貸の仲介手数料を払いたくない…

仲介手数料を無料にする方法はある?

賃貸の見積もりをもらった方の中には、このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、仲介手数料を払いたくない場合の対策に加え、払わなくても問題がないのかどうかや払わないとどうなるかも解説しています。

「仲介手数料をどうしても払いたくない」「引っ越しにかかる初期費用を1万円でもいいから安く抑えたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

仲介手数料を払いたくない場合の4つの対処法

まずは、仲介手数料を払いたくない場合の対処法を4つご紹介します。

賃貸の仲介手数料を払いたくないときの対処法4つ
  • 貸主と直接契約する
  • 不動産会社の自社物件を探す
  • 仲介手数料が無料の物件を選ぶ
  • 仲介手数料の値下げ交渉をする

これらを実行すれば、減額あるいは無料にできるかもしれません。くわしく見ていきましょう。

貸主と直接契約する

アパートやマンションの持ち主である貸主と直接契約すると、仲介手数料はかかりません

仲介手数料は、不動産会社が物件探しや契約手続きなどの仲介業務をおこなった場合にのみ発生するからです。

しかし、貸主との直接契約では、自分で書類を用意しなければなりません。

当然、専門知識も必要になるため、すでに不動産の知識があったり、手続きに手間をかけても良かったりする方におすすめな方法です。

不動産会社の自社物件を探す

不動産会社が自社物件をもっているのであれば、積極的に狙ってみましょう。

自社物件であれば仲介ではなくなるので、仲介手数料は発生しません

ただし、不動産会社の自社物件の場合、数は少ない傾向です。

また、そもそも自社物件自体を取り扱っていないケースもあります。

仲介手数料が無料の物件を選ぶ

仲介手数料は、法律で定められている範囲内で、不動産会社が自由に設定できます

上限は家賃の1ヵ月分+消費税であり、下限は特に決められていません。

そのため、仲介手数料が無料になっている物件を選べば、払わなくて済みます。

仲介手数料が無料になる、意外なからくりについては以下の記事にて解説しています。チェックしておきましょう。

仲介手数料の値下げ交渉をする

仲介手数料をどうしても払いたくない場合には、値下げ交渉する方法もあります。

ただし、仲介手数料は不動産会社にとって、賃貸契約の成功報酬です。

値下げを認めてしまえば利益が減るので、認めてもらえるかどうかは不動産会社の判断によります。

きちんとポイントを押さえて交渉すれば、交渉の成功確率はグンと上がるでしょう。

交渉時のコツについては、以下の記事でくわしく解説しています。ぜひご覧ください。

賃貸の仲介手数料の相場

賃貸の仲介手数料の相場は、家賃の0.55〜1.1ヵ月分です。

上限額は法律で決められており、家賃の1.1ヵ月分以上を請求されることはありません。

仲介手数料の金額を、家賃をベースに計算すると以下の表のようになります。

家賃仲介手数料0.55ヵ月分仲介手数料1.1ヵ月分
5万円27,500円55,000円
8万円44,000円88,000円
10万円55,000円110,000円
12万円66,000円132,000円

請求された仲介手数料が高額になっていないか、チェックしてみてください。

賃貸の仲介手数料を払わないとどうなる?

賃貸の仲介手数料を払わないと、以下のようなリスクを抱えて物件探しをすることになるでしょう。

賃貸の仲介手数料を払わないと生じるリスク
  • 物件を決めるのに時間がかかる
  • 家賃が高くなりやすい
  • 手厚いサービスが受けられない場合がある

順番に解説します。

物件を決めるのに時間がかかる

仲介手数料を払わないとした場合、物件が決まるまでに時間がかかるのは避けられないでしょう。

不動産会社が所有する自社物件や仲介手数料のかからない物件を探すことになるからです。

しかし、これらの物件はそこまで数が多くありません。そもそも仲介手数料は不動産会社にとっての貴重な収入源です。

仲介手数料がかからない物件から、優先しておすすめしてもらえる可能性は低いでしょう。

仲介手数料を払わない条件では、理想の物件に出会うまでに時間がかかる点を覚悟しておく必要があります。

家賃が高くなりやすい

家賃が高くなりやすいのも、仲介手数料を浮かせようとするときのデメリットです。

仲介手数料がかからない物件は、はじめから家賃が高めに設定されているケースがあります。

当然家賃が高いと、低い物件と比べて入居希望者は集まりにくいです。

そのような物件では、貸主が仲介手数料を負担することで、借りられやすくしています。

仲介手数料がかからず初期費用は安く済んでも、毎月のランニングコストが高い場合もあるので、よく見極めましょう。

手厚いサービスが受けられない場合がある

成果報酬である仲介手数料が支払われない場合には、手厚いサービスを受けられない可能性があります。

不動産会社は以下のようなサービスを提供する対価として、報酬を得ています。

不動産会社が提供するサービス
  • 問い合わせへの対応
  • 条件に合う物件の紹介、内覧の案内
  • 物件や契約内容について説明
  • 契約書類・重要事項説明書の準備と説明、住宅ローンの審査
  • 貸主との交渉

仲介手数料を払わない借主に、いくら良い対応をしても不動産会社は対価が得られません。

良い物件を紹介してもらったり、値下げ交渉に応じてもらったりするなどの良い対応がしてもらえない可能性があります。

仲介手数料以外の初期費用を抑える方法

ここからは仲介手数料以外の初期費用を抑える方法を4つ紹介します。

初期費用を抑える4つの方法
  • 家賃を基準に算出する手数料をおさえる
  • 敷金・礼金なしの物件を探す
  • フリーレント物件を選ぶ
  • でふ兄不動産に相談する

仲介手数料以外の費用も抑えたい方は、ぜひ試してみてください。

家賃を基準に算出する手数料を抑える

家賃自体を抑えると、賃貸契約にかかる初期費用のうち安くなる項目があります。具体的には次のとおりです。

家賃を基準に計算される費用

項目計算方法
敷金・礼金それぞれ家賃の1ヵ月分
前家賃家賃の1ヵ月分
日割り家賃家賃÷月の日数×入居日数
仲介手数料家賃の1.1ヵ月分

実際に、家賃が10万円のケースと5万円のケースで、どのくらいの差が生まれるのか見てみましょう。

項目家賃10万円家賃5万円差額
敷金・礼金20万円10万円10万円
前家賃10万円5万円5万円
日割り家賃6.6万円3.3万円3.3万円
仲介手数料11万円5.5万円5.5万円
合計46.7万円23.8万円22.9万円
※日割り家賃は4月10日入居として算出(4月10日~30日の家賃日割り計算)

以上の例から家賃が半分であれば、22.9万円もの初期費用が安くなるのがわかります。

家賃によって、初期費用が大幅に変わってくるのがポイントです。

敷金・礼金なしの物件を探す

敷金・礼金なしの物件は、仲介手数料がかからないものよりも数が多く、不動産会社から提案してもらいやすいでしょう。

仲介手数料と敷金・礼金の相場は次のとおりです。

項目相場
仲介手数料家賃1.1ヵ月分
敷金・礼金それぞれ家賃1ヵ月分

敷金・礼金なしであれば、仲介手数料を支払うほうが金額は抑えられ、結果として初期費用の合計は安くなります。

ただし、敷金は退去時のクリーニング費用や修繕費に充てられるものです。

原状回復費用として、別途請求される可能性がある点は覚えておきましょう。

フリーレント物件を選ぶ

フリーレントの物件を選ぶと「前家賃」の支払いがない分、賃貸契約における初期費用の合計額を抑えられます。

フリーレント物件とは、入居後、一定期間の家賃が無料になる物件です。

「1ヵ月フリーレント」の場合、入居2ヵ月目から家賃が発生します。

フリーレント物件に入居した場合の例

多くのフリーレント物件では家賃が無料になる一方で、「契約期間」と「短期解約違約金」が設定されています。

もしも数ヵ月や半年のように短期で退去すると、「家賃×フリーレントの月数」で算出される違約金が発生してしまいます。

契約内容を守れそうであれば、初月の家賃がかからないフリーレント物件は、有力な選択肢のひとつです。

でふ兄不動産に相談する

初期費用を1万円でも抑えたいときには、でふ兄不動産に相談する方法もあります。

でふ兄不動産では、初期費用の項目の中で不要と思われるオプションは一切つけません。

他者からの見積もりが高いと思われる場合でも、その項目を削り、どこよりも安い金額で見積もりを出せます。

家賃などの予算に応じて、仲介手数料が無料となる物件も紹介できる可能性があるので、ぜひ以下より無料で相談してみてください。

すでに見積書が手元にあれば、写真に撮って公式LINEに送るだけで、24時間オンラインにて気軽に相談できます。

賃貸の仲介手数料を払いたくないときは初期費用も含めて検討しよう

賃貸の仲介手数料を払いたくない場合の対策をまとめると、以下のとおりです。

仲介手数料を払いたくないときの対処法
  • 貸主と直接契約する
  • 不動産会社の自社物件を探す
  • 仲介手数料が無料の物件を選ぶ
  • 仲介手数料の値下げ交渉をする

しかし、仲介手数料を払わない前提で物件探しをすると、決まるまでに時間がかかったり、家賃が高くなりやすかったりするデメリットもあります。

仲介手数料だけに着目せず、賃貸契約にかかる初期費用全体を見て、出費を抑えるのが良いでしょう。

でふ兄不動産では、少しでも安く賃貸物件が借りられるようなお手伝いをしています。

手持ちの見積書に不要なオプションがあれば、徹底的に削るため、トータルで初期費用を抑えられるでしょう。

相談は24時間オンライン上で夜中でも送れるうえに、ほぼ全国の賃貸物件を取り扱っています。

「とにかく仲介手数料を払いたくない」「仲介手数料どころか初期費用をマルっと安くしたい」方はぜひ以下より見積書の写真を送ってみてください。

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この記事を書いた人

2020年不動産業勤務。
2020年不動産ジャンルの発信スタート。
2023年エプロンを着用しでふ兄としての発信をスタート。
2024年DFエステート株式会社を設立。

正当な価格や情報、知識を皆様に提供してまいります。

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