同棲するときの契約者はどっちがいい?契約者になるデメリットも解説

同棲をしたいけど、契約者はどっちにしたらいいの?

同棲での契約者は年収が高いほうがなるべき?

結論、同棲において、契約名義はどちらでも問題ありません

ただし、契約者になるといくつかデメリットもあるので、十分に話し合う必要があります。

本記事では、同棲において契約者になる場合のメリット・デメリットとともに、入居審査に落ちないためのポイントも解説します。

同棲生活をスムーズにスタートさせたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

目次

同棲するときの契約者はどっちが良い?

同棲するときの契約名義は、彼氏・彼女のどちらでも問題ありません。契約名義が彼女であっても、入居審査で不利になることもないでしょう。

入居審査で重要視されるのは、契約者が滞りなく家賃の支払いができるかどうかです。

年収が高い、または収入が安定しているほうを契約者にすれば、入居審査は通りやすいといえます。

【ケース別】同棲で契約者になるメリット・デメリット

ここでは同棲で契約者になるメリット・デメリットを2つのケースに分けて解説します。

契約者が異なる2つのケース
  1. どちらか一方が契約者になる場合
  2. 両方が連名で契約者になる場合

くわしく見ていきましょう。

どちらか一方が契約者になる場合

まずは、彼氏・彼女のいずれか一方が契約者になる場合のメリットとデメリットです。

メリット
  • 入居審査や手続き、必要書類がひとり分で済むため簡単
  • 連帯保証人は1名のみで良い
  • 会社から支給される住宅手当の対象となる

契約者がひとりの場合、契約にかかる手続きはひとり分のみで済みます

会社の規定によるものの、住宅手当は契約者本人に支給されるケースが多いです。

一方で、デメリットは以下のとおりです。

デメリット
  • 契約に関する全責任をひとりで負う必要がある
  • 同棲解消時に相手だけが残って住む場合にも自分に責任が残る

たとえば、家賃は折半支払いにすると決めていたとします。

しかし、もし仮に契約者でないほうが家賃を支払わなくても、家賃支払いの義務は契約者がひとりで負う必要があるのです。

契約の手間がかからない一方で、責任の所在は契約者のみになる点は押さえておきましょう。

両方が連名で契約者になる場合

次に、カップルのどちらも連名で契約者になる場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット
  • ふたり分の合算収入で審査してもらえる
  • 会社の住宅手当をそれぞれが受けられる可能性がある

合算収入であれば、審査が通りやすかったり、広い間取りや高額な物件に住める可能性があったりするのは大きなメリットです。

加えて、それぞれが契約者になるので、会社の規定によっては住宅手当を二重で受け取れる可能性があります。

反対に、デメリットは次のとおりです。

デメリット
  • 連名契約できる物件が少ない
  • 同居人が変更になると再契約手続きが必要になる
  • 相手の信用状況に問題があったら、自分も影響を受ける可能性がある

連名契約は審査に通りやすい一方で、以上のデメリットがある点を覚えておきましょう。

同棲での賃貸契約の流れ

ここでは、賃貸契約における流れについて解説します。

賃貸契約の流れ

同棲の場合も、基本的な流れや入居までに必要な期間は、一般的な賃貸契約と同じです。詳細は以上の図をご覧ください。

同棲であれば、ひとりで住むのと違い、契約者をどちらにするかを事前に決めておく必要があります。

スムーズな契約のためにも、遅くとも入居の申し込み時までには決めておきましょう。

一般的に、入居の申込から入居開始までの期間は2週間から1ヵ月程度です。

大まかな引っ越し時期を決めておき、そこから逆算して部屋探しをすると良いでしょう。

同棲の入居審査に落ちないための4つのチェックポイント

同棲の入居審査でチェックされやすいポイントは次の4つです。

同棲でチェックされやすいポイント4つ
  1. 家賃の支払い能力
  2. 連帯保証人や保証会社の有無
  3. 人柄やマナー
  4. 同居人との関係

同棲と夫婦では、見られるところが違うケースもあります。それぞれくわしく解説します。

家賃の支払い能力

もっとも重要視されるのは、家賃の支払い能力です。審査では、毎月の家賃を滞りなく支払う能力があるかを厳しくチェックされます。

具体的な判断材料は次のとおりです。

支払い能力の判断材料
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 年収

カップルの同棲では、パートナーの支払い能力を見られる場合もあります。

連帯保証人や保証会社の有無

賃貸契約をする場合には、連帯保証人を立てるのが一般的です。もしも連帯保証人を立てなければ、審査に通りにくくなる可能性があります。

連帯保証人とは、契約者が家賃を支払えないときに、契約者に代わって家賃を支払う人です。

連帯保証人になるためには以下のような条件があります。

連帯保証人になるための条件
  • 2等身もしくは3等身以内の親族
  • 安定した収入がある
  • 日本国内に居住している

万が一、連帯保証人になってくれる人がいなければ、代わりに保証会社を利用します。

ただし、過去に家賃やクレジットカードの滞納歴があると、保証会社を利用できない可能性があります。

人柄やマナー

家賃の支払い能力や連帯保証人の有無だけでなく、契約者の人柄やマナーも重要です。

貸主は極力、入居後のトラブルや部屋の汚損を避けたいと考えています。

マナーのない人とはなるべく契約したくありません。

不動産会社や貸主は、入居審査までのやりとりを通して、契約者は信用できる人物かどうかを判断しています。

同居人との関係

法律上、婚姻関係にある夫婦に比べて、同棲カップルは審査に通りにくいといわれています。

カップルは法的に見ると関係性が薄く、夫婦よりも別れる可能性が高いからです。

別れが原因で同棲解消となると、家賃の支払いが滞ったり、契約をすぐに解除されるリスクがあります。

結婚を前提にした同棲であれば、その旨を伝えたほうが良いでしょう。

同棲の契約者に関するQ&A

同棲の契約者について、よくある質問に回答します。

一人暮らしから同棲する場合、契約者はどうなる?

結論、以下の2つのケースが想定されます。

想定される2つのケース
  1. 契約者はそのままで同居人の追加手続きをする
  2. 現在の契約を解除し、再契約する

ただし、判断は貸主や管理会社によって異なります。

黙って同棲するのは、契約違反になる可能性があるので、必ず聞いてみましょう。

同棲する場合の世帯主は誰?

世帯主は誰であっても構いません。想定されるパターンは次のとおりです。

同棲における世帯主の想定パターン
  • 契約者のみ
  • カップル双方
  • 契約者ではないほうのパートナーのみ

世帯主は法律により決められているわけではありません。

一人暮らしであれば、当然世帯主は契約者です。

ただし、同棲の場合は自分たちで話し合って世帯主を決められます

世帯主は住所ではなく、生計を同一にしているかどうかで判断されます。

契約者をどっちにするかは同棲前によく相談しよう

同棲の契約名義は彼氏・彼女のどちらでも問題ありません。どちらか一方のみが契約者になれますし、双方が契約者となる連名契約も可能です。

ただし、どちらのケースにもメリット・デメリットがあるので、よく理解しておきましょう。

以下の表に、それぞれの内容をまとめています。

スクロールできます
契約形態メリットデメリット
契約者がどちらか一方のみ入居審査や手続きがひとり分で済む
連帯保証人が1名のみで良い
住宅手当の対象となる   
契約についての全責任を負う 
同棲解消時に相手だけが残って住む場合にも責任が残る
連名契約合算収入で審査してもらえる
住宅手当をそれぞれが受けられる可能性がある
同居人が変更になると再契約しなければならない
連名契約できる物件数が少ない 
相手が家賃を滞納した場合、自分の信用状況も影響を受ける可能性がある

一度契約が成立すると契約者はすぐに変更できません。事前にパートナーと話し合って決めましょう。

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この記事を書いた人

2020年不動産業勤務。
2020年不動産ジャンルの発信スタート。
2023年エプロンを着用しでふ兄としての発信をスタート。
2024年DFエステート株式会社を設立。

正当な価格や情報、知識を皆様に提供してまいります。

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