【裏ワザ】賃貸契約で仲介手数料を無料にする方法|注意点も解説

賃貸契約で仲介手数料を無料にできるケースはあります。

しかし、無料にできるからといって契約してしまうと、その他の初期費用が高くなり、引越し費用全体の見積もりが高額になるかもしれません。

場合によっては、仲介手数料を無料にしないほうがいい場合もあります。

そこで本記事では、仲介手数料が無料になる理由やメリット、デメリット、引越しで大事なポイントなどについて解説します。

目次

【結論】賃貸の仲介手数料が無料になるケースはある

賃貸の仲介手数料が無料になるケースはあります。ただし、どの物件でも無料にできるわけではありません。

仲介手数料の額は、宅地建物取引業法で上限が定められています。貸主と借主から受け取れる合計は賃料1ヵ月分+消費税までで、依頼者の一方から受け取れるのは原則0.5ヵ月分+消費税です。借主から1ヵ月分を受け取るには、依頼を受けるまでにあらかじめ承諾を得る必要があります。

仲介手数料は必ず1ヵ月分かかると思われがちですが、法律が決めているのは上限だけです。

つまり仲介手数料は、必ず賃料1ヵ月分かかる費用ではありません。宅地建物取引業法が決めているのは上限だけで、実際にいくら受け取るかは不動産会社が判断します。だからこそ、条件がそろえば無料まで下がるのです。

賃貸の仲介手数料が無料になる3つの理由

仲介手数料が無料になるのは、値引きに応じてもらえたからではありません。不動産会社が借主以外から利益を確保できているからです。

主な理由は次のとおりです。

賃貸の仲介手数料が無料になるからくり
  • 貸主が広告料(AD)を出している
  • 不動産会社の自社管理物件である
  • 不動産会社が経費を抑えている

仕組みがわかると、どの物件なら無料になりやすいかを見分けられるようになります。

貸主が広告料(AD)を出しているから

空室を早く埋めたい貸主は、募集してくれた不動産会社へ広告料(AD)を支払います。広告料だけで採算が取れる物件なら、借主から仲介手数料を受け取らなくても不動産会社の利益は成り立ちます。

貸主から広告料をもらえる物件であれば利益は十分なので、借主から仲介手数料を受け取らないケースもあるのです。

広告料が付くのは、築年数が経っていたり、募集期間が長引いていたりする物件です。反対に、駅近や築浅で人気の高い物件には広告料が付きにくく、仲介手数料も無料になりにくいと覚えておきましょう。

不動産会社の自社管理物件だから

不動産会社が自社で管理している物件も、仲介手数料が無料になりやすい物件です。

仲介手数料は、貸主と借主のあいだを取り持った対価として発生します。不動産会社が貸主から管理をまかされている物件では、仲介という立場をはさまないため、そもそも手数料が発生しません。

自社管理物件は、管理している不動産会社でしか紹介してもらえません。選べる物件数はかぎられますが、管理会社が窓口を兼ねるため、入居後の設備トラブルや更新のやりとりはスムーズに進みます。

不動産会社が経費を抑えているから

会社の運営コストが低ければ、借主から受け取る費用を抑えても経営が成り立ちます。

借主からあまり費用をいただかなくても、不要なオプションをつけなくても会社が成り立つ仕組みを考えました。SNSで宣伝することで広告費をかけないことと、駅の近くに店舗を構えないことの2つです。

駅前の店舗は家賃が高く、店舗数や人員が増えれば人件費もかさみます。家賃と人件費を借主の支払う費用でまかなおうとすると、初期費用は高くなります。反対に、広告費や店舗家賃のかからない不動産会社は、費用を抑えた案内ができます

賃貸の仲介手数料を無料にするメリット

賃貸契約の仲介手数料を無料にするメリットは、初期費用が下がり、浮いた金額を家具や家電に回せる点です。

仲介手数料は賃料1ヵ月分+消費税が上限なので、家賃8万円の物件なら、8万8,000円がそのまま浮く計算です。

引越しでは、初期費用のほかに家具・家電の購入費や引越し会社への支払いも発生します。8万円台の余裕があれば、洗濯機や冷蔵庫をワンランク上の機種にしたり、カーテンや照明をそろえたりできるでしょう。

新生活の満足度は、間取りだけでなく、住みはじめてからの設備や暮らしやすさにも左右されます。仲介手数料が浮けば、暮らしやすさにお金を使えます。

賃貸契約の仲介手数料を無料にするデメリット

仲介手数料が無料になるのは大きなメリットですが、デメリットも理解しておく必要があります。

賃貸の仲介手数料を無料にするデメリット
  • 別の名目で請求される
  • 初期費用の総額はかえって高くなる
  • 物件の選択肢がせまくなる
  • 信頼を失う可能性がある
  • 引越しまでのサポートが手薄になる
  • 契約後の対応が変わる

仲介手数料の金額だけに目を向けると、6つの落とし穴に気づけません。ひとつずつ確認していきましょう。

別の名目で請求される

仲介手数料を無料にするかわりに、別の項目で費用を上乗せされる場合があります。

賃貸契約の初期費用は、仲介手数料以外にも次の項目で発生します。

仲介手数料以外で請求される名目
  • 敷金
  • 礼金
  • 消毒代
  • 鍵交換代
  • クリーニング代
  • 火災保険料
  • 簡易消火剤
  • 除菌抗菌代
  • ◯◯コーティング代
  • 新生活応援パック

10項目のなかには、契約の条件になっていなければ支払わなくてよい費用もあります。仲介手数料が無料でも、消毒代や除菌抗菌代が積み上がっていれば、支払う金額は変わりません。

初期費用の総額はかえって高くなる

仲介手数料の1ヵ月分が浮いても、別の項目で同じだけ乗っていれば総額は変わりません。

たとえば家賃8万円の物件で、仲介手数料8万8,000円が無料になったとします。かわりに消毒代2万2,000円、24時間サポート代1万6,500円、除菌抗菌代1万6,500円、簡易消火剤9,900円が加わると、合計は6万4,900円です。

無料になった8万8,000円の大半が戻ってしまいます。

「仲介手数料が無料」と書かれていても、安いかどうかは判断できません。比べるべきなのは1つの項目ではなく、見積書の総額です。

物件の選択肢がせまくなる

仲介手数料が無料になる物件は、貸主が広告料を出している物件と自社管理物件にかぎられます。

仲介手数料の無料を条件に部屋を探すと、紹介してもらえる物件数は一気に減ります。エリアや間取り、駅からの距離といった希望まで後回しになりかねません。

仲介手数料が無料の物件だけで探すと、条件に合う部屋が見つからないまま時間だけが過ぎてしまいます。

住みはじめてからの数年を左右するのは、初期費用よりも部屋の住み心地です。仲介手数料から条件を絞らず、住みたい部屋を見つけてから費用を検討する順番をおすすめします。

信頼を失う可能性がある

仲介手数料を無料にしたいという要望を、いきなり切り出すのは避けたほうがよいでしょう。

なぜなら、不動産会社は仲介手数料で利益をあげているからです。会社側の事情を理解しないまま強く求めてしまうと、親身になって部屋を探してもらえなくなる可能性があります

条件のよい物件は、担当者が「この人に紹介したい」と判断したときに出てきます。費用の話は、信頼関係ができてから切り出しましょう。

引越しまでのサポートが手薄になる

仲介手数料が無料の物件では、不動産会社は借主から報酬を受け取りません。担当者は、報酬の発生する他のお客様の対応を優先しがちです。

担当者の対応が後回しになると、負担は借主に回ってきます。内見の日程がなかなか決まらない、契約書の説明が駆け足で終わる、入居日を自分で管理会社に確認する、といった手間が増えるはずです。

ただし、仲介手数料が無料でも最後まで丁寧に対応する不動産会社はあります。

見極めたいときは、最初の問い合わせへの返信の早さと、初期費用の内訳をどこまで説明してくれるかを見てみてください。

契約後の対応が変わる

仲介手数料が無料になったあと、借りる側だからといって高圧的な態度を取ると、物件の紹介や引越しまでのサポートが手薄になります。

仲介手数料の金額にかかわらず、丁寧に話を進めたほうが手厚い対応を受けられます。丁寧さが評価される点は、契約の前後で変わりません。

でふ兄不動産では、初期費用を抑えたお見積もりでご案内したあとも、入居まで同じ担当者がサポートします。

【安全】賃貸契約の仲介手数料を無料にする裏ワザ

無理な交渉をせずに費用を抑える方法があります。次の4つを押さえておきましょう。

物件紹介の前に予算を伝える

物件を紹介してもらう前に、初期費用の上限を伝えておく方法です。

「初期費用は30万円までに収めたい」と先に共有しておけば、不動産会社は30万円に収まる物件を選んで紹介してくれます。あとから値引きを求めるより、担当者にとっても対応しやすい進め方です。

最初に予算をお伝えいただけると、無理のない物件だけをお出しできるので、お互いに話が早く進みます。

希望に合う物件が見つかったら、紹介してくれた不動産会社で契約する意思も伝えてみてください。契約が決まる見込みが立てば、担当者も費用の調整に動きやすくなります。

閑散期(5〜8月)に相談する

不動産会社の繁忙期は1〜4月です。繁忙期は動かなくても部屋が決まるため、費用の相談は通りにくくなります。

一方で5〜8月は空室が埋まりにくく、貸主も不動産会社も条件を調整する余地が生まれます。時期を選べるのであれば、閑散期に動いたほうが総額は下がりやすくなる傾向です。

5〜8月は空室が埋まりにくい時期なので、繁忙期にくらべると条件の相談はしやすくなります。

引越し時期を動かせない場合でも、繁忙期は費用が上がりやすいと知っておくだけで、見積書の受け止め方は変わります。

初期費用が高くなりやすい不動産会社の特徴を知る

初期費用は、契約する不動産会社によって差が出ます。高くなりやすい会社には、次の特徴があります。

初期費用が高くなりやすい不動産会社の特徴
  • 駅前に店舗を構え、人員も多い(家賃と人件費がかさむ)
  • 不要なオプションや保険への加入をすすめてくる
  • 伝えた予算を超える物件を紹介してくる

家賃は7万円までとお伝えしているのに、8万円や7万5,000円の物件を持ってこられる場合があります。利益が先に立つと、こうした提案になりがちです。

ただし、店舗数の多い会社が必ず高いわけではありません。あくまで目安として、見積書を確認するときの視点に加えてみてください。

見積書で確認したい項目を把握する

内見が終わって見積書を受け取ったら、その場で契約せず、内訳を一度持ち帰りましょう。

見積書をもらったら、余計なオプションや省ける項目がないか必ず確認してみてください。1万円以上は平気で変わります。

確認したいのは、消毒代・除菌抗菌代・簡易消火剤・24時間サポート代・書類作成費の5項目です。契約の条件になっていない項目であれば、外せる可能性があります。

金額が妥当かどうかは、同じ物件の見積書を他の不動産会社からも取ると判断しやすくなります。

仲介手数料を無料にするより、初期費用全体を見直すほうが安くなる

意外と知られていませんが、賃貸物件の約90%は、どこの不動産会社でも契約できます。東京に住んでいる方が秋田県の物件を契約する場合も、秋田県に住んでいる方が東京の物件を契約する場合も可能です。

つまり同じ物件でも、どこで契約するかによって初期費用の総額は変わります。実際、不動産会社が違うだけで5万円ほど差が出る場合もめずらしくありません。

仲介手数料が無料でも総額の高い見積書があれば、仲介手数料がかかっていても総額の安い見積書もあります。

判断すべきなのは、仲介手数料という1項目ではなく見積書の総額です。

気になる物件が見つかったら、まず初期費用の見積書をもらいましょう。見積書が1枚あれば、どこまで下げられるかを比べられます。

賃貸の仲介手数料が無料でも、初期費用の総額で判断しよう

賃貸の仲介手数料は、貸主が広告料を出している物件や自社管理物件であれば無料になるケースがあります。ただし、無料になった金額が別の名目に上乗せされていれば、支払う総額は変わりません。

でふ兄不動産では、物件探しから初期費用の確認まで、どの段階からでもご相談いただけます

まだ部屋が決まっていない方は、エリアと家賃の希望をお送りください。条件に合う物件をお探しします。

他社の見積書がなくても大丈夫です。お部屋探しから初期費用のご案内まで、はじめからお手伝いします。

すでに気になる物件がある方は、物件のURLをお送りください。見積書もあれば、削れる項目が残っていないかを確認します

どちらの場合も、まずはLINEより無料相談してみてください。

今なら、「賃貸契約の初期費用値下げ交渉術」をプレゼント中です。受け取りだけでもどうぞ。

賃貸の仲介手数料に関するよくある質問

仲介手数料が半額なのはどういう仕組みですか

貸主から受け取る広告料で一部をまかない、残りを借主に負担してもらう形です。広告料だけでは採算が合わないものの、賃料1ヵ月分を受け取る必要もない物件で設定されます。無料と1ヵ月分の中間にあたる扱いだと考えるとわかりやすいでしょう。

仲介手数料が無料だとサポートは悪くなりますか

不動産会社によります。経費を抑える仕組みを持っていれば、費用を下げても対応の質は保てます。一方、仲介手数料の有無で対応を変える会社もあるため、問い合わせへの返信の早さや説明のわかりやすさで見極めてみてください。

仲介手数料が無料の物件はどこで探せますか

不動産情報サイトの条件検索で絞り込めます。ただし絞り込むと物件数が大きく減るため、住みたい部屋を先に決めて、決めた物件の初期費用を不動産会社ごとに比べる方法もおすすめです。約90%の物件はどこの不動産会社でも契約できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2020年不動産業勤務。
2020年不動産ジャンルの発信スタート。
2023年エプロンを着用しでふ兄としての発信をスタート。
2024年DFエステート株式会社を設立。

正当な価格や情報、知識を皆様に提供してまいります。

目次