賃貸の1階は避けた方がいい?
やめとけと言われる理由は?
「賃貸の1階に住むのはやめとけ」と言われる理由は次の6つです。
- 防犯面の不安が大きい
- プライバシーの確保が難しい
- 害虫が侵入しやすい
- 浸水のリスクが高い
- 日当たりが悪い
- 騒音が気になりやすい
しかし、賃貸の1階は他の階に比べて家賃が安く、物件によっては専用の庭がついている場合もあるなど、複数のメリットがあります。
本記事では、賃貸の1階はやめとけと言われる理由とともに、1階でも快適に過ごせる物件の特徴を解説します。
賃貸の1階はやめとけと言われる6つの理由
賃貸の1階はやめとけと言われる理由は以下の6つです。
- 防犯面の不安が大きい
- プライバシーの確保が難しい
- 害虫が侵入しやすい
- 浸水のリスクが高い
- 日当たりが悪い
- 騒音が気になりやすい
それぞれくわしく解説します。
防犯面の不安が大きい
1階は上階と比べて、窓の外から中の様子が見えるため空き巣に狙われやすく、防犯面の不安が大きいと感じられやすいでしょう。
上階は窓から侵入できない場合がほとんどですが、1階なら外からでも入りやすいと考えて心配になる方も多いかもしれません。
実際に、誰かから家の扉を開けられそうになったという声もあります。
特に一人暮らしの女性の場合は、外部から気付かれないように洗濯物を外に干さない、外出時にカーテンを閉めておくなどの対策が欠かせません。
プライバシーの確保が難しい
1階で生活するのはプライバシーの確保が難しいと感じる場合があります。
物件に面した道路の人通りが多いと、通行人の視線が気になり落ち着けない方もいるでしょう。
窓を開けたり洗濯物を外に干しづらくなったりするため、1階に住むことをストレスに感じる可能性があります。
1階を契約する際は、周辺道路の人通りを確認しておくとイメージがしやすいため、住んでからの後悔を減らせるでしょう。
害虫が侵入しやすい
道路との距離が近いため、上階に比べて1階はゴキブリや蟻が侵入しやすくなります。
特に、以下のような物件は外から害虫が侵入しやすいため、注意が必要です。
- ゴミ捨て場が近い
- 隣接する家が空き家である
- 水場が多く、草むらが近くにある
また、周辺環境に気を配るとともに、家の中を清潔に保つことも重要です。
家の中がゴミで散らかっていたり、水回りをきちんと掃除していなければ害虫が発生する原因になります。
Xでは以下のような声もありました。
浸水のリスクが高い
豪雨や台風による浸水が起きた場合に、リスクがもっとも高いのは1階です。
また、災害に限らず、川や海の近くにある物件も浸水のリスクが高いことは否めません。
賃貸の1階に住むのであれば、事前にハザードマップを確認しておきましょう。
ハザードマップは国土交通省が運営する「ハザードマップポータル」から見られます。
住所を入力すると、その地域内で災害が起きた場合の被害予想をはじめ、さまざまな情報が知れるのが特徴です。
上の図は「大阪府大阪市」で検索したときの結果です。
1階に住むことを検討しているのであれば、防災対策のチェックは欠かせないでしょう。
日当たりが悪い
1階は上階よりも日当たりが悪いため、冬場は寒く、より高い温度でエアコンを入れなければならず、光熱費がかさむ原因にもなります。
周囲に建物が多い場合はさらに日当たりが悪くなり、洗濯物が乾きにくく、じめじめしやすいのもデメリットです。
また、部屋によっては日光が十分に届かず、常に部屋全体が薄暗く、陰鬱な気分になってしまうかもしれません。
賃貸の1階を契約するときは、周囲の建物の高さをチェックしてみてください。
周囲に建物が少なく、東向きの部屋の隣に日差しを遮るものがなければ、日当たりでストレスを感じることは少ないでしょう。
騒音が気になりやすい
1階はほかの階よりも道路との距離が近く、騒音が気になる場合があります。
日常的な騒音はストレスの原因にもなりかねません。
対策としては、以下の内容に気をつけると、穏やかに過ごせるでしょう。
- 繁華街や公園、学校の近くは避ける
- 道路に面している場合はどのくらいの交通量があるかチェックする
賃貸の1階はやめとけは嘘!ほかの階にはない魅力6選
賃貸の1階はやめとけと言われていますが、ほかの階にはない魅力もあります。
- 上階に比べて家賃が安い
- 階下を気にする必要がない
- 夏は涼しく生活しやすい
- 専用の庭がついている物件がある
- 大きい荷物を運びやすい
- 災害時にすぐ避難できる
賃貸の1階を契約しようか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
上階に比べて家賃が安い
一般的に、1階は上階と比べて人気が高くないため、家賃が安いのが魅力です。
新築物件でも家賃が安めに設定されている場合が多く、契約しやすいでしょう。
家賃を抑えながら新築物件に住めるのは1階ならではの特徴です。
1階とその他の上階では、家賃が数千円以上異なるケースもあり、より安く賃貸を契約したい方におすすめです。
家賃を節約したい場合は、迷わず1階を選びましょう。
階下を気にする必要がない
足音や騒音など階下を気にする必要がなく、小さい子どもがいても安心して生活できます。
家族が多く賑やかな場合、階下に迷惑をかけていないか心配になる方もいるでしょう。
騒音が原因で階下とトラブルになることもあるので、不安を感じながら生活するのは避けたい方も多いのではないでしょうか。
1階は階下を気にする必要がなく、住民とのいざこざが起こりにくいのが魅力です。
夏は涼しく生活しやすい
熱気は上に上がりやすいため、夏は涼しく生活しやすいのが1階の特徴です。
日当たりは悪い傾向にありますが、その分気温が上がりにくく上階よりも涼しく感じるでしょう。
エアコンの電気代を減らしたい方や、夏でも涼しく過ごせるような物件を探している方は、1階に絞って選んでみてください。
専用の庭がついている物件がある
物件によっては1階のみ専用の庭がついている場合があり、以下のような用途に使えます。
- 子どもの遊び場
- ガーデニングや家庭菜園
- 収納スペース
- 外での食事
賃貸は庭がないのが一般的ですが、専用の庭がついている物件を選べば、子どもと遊ぶ場所にも困りません。
自分の趣味のスペースとしても使えるため、自由度が高いのも魅力のひとつでしょう。
賃貸でも庭がほしい方やお得に契約したい方は、1階をチェックしてみましょう。
大きい荷物を運びやすい
1階は階段を上らなくても良いので大きな荷物を運びやすいのが魅力です。
上階の場合、買い物帰りに重い荷物を持って部屋まで移動しなければなりません。
また、引っ越しでは階が上がるごとに運搬の手間が増えるため費用がかさみますが、1階なら最低限の料金で依頼できます。
階数 | 費用相場 |
1階 | 約40,000円 |
2階 | 約42,000円 |
3階 | 約44,000円 |
1階は大きい荷物を運びやすく、買い物や引っ越しの際にもストレスを感じにくいのがメリットといえるでしょう。
災害時にすぐ避難できる
上階に住んでいると、災害時には階段を使わないと外に出られません。しかし、1階であればそのまま外に出られるため避難しやすいでしょう。
災害時の避難のしやすさを重視するのであれば、賃貸の1階を選びましょう。
賃貸の1階はやめとけと言わせない!快適に過ごせる物件の特徴5選
賃貸の1階に住むことは、デメリットがある一方で、きちんと物件を選べば快適に過ごせます。
以下の特徴に当てはまれば、特に快適に過ごせるでしょう。
- セキュリティ対策が充実している
- 鉄筋コンクリート造の賃貸である
- 築年数が浅い
- 浴室乾燥機が設置されている
- 災害対策への意識が高い
それぞれ見ていきましょう。
セキュリティ対策が充実している
1階に住むことを検討している場合は、セキュリティ対策が充実している物件を選びましょう。
安心できる内容は以下のとおりです。
- オートロックである
- 窓にシャッターがついている
- 防犯カメラの台数が多い
以上の機能があれば、1階でも安心して生活できます。
鉄筋コンクリート造の賃貸である
鉄筋コンクリート造は遮音性能に優れており、周りの騒音が気になりにくいのが特徴です。
気密性も高いため、冬場でも寒さを感じにくく、快適に生活できるでしょう。
日当たりが悪く気温が下がりやすいという1階のデメリットをカバーするためには、鉄筋コンクリート造の賃貸を選ぶのがおすすめです。
築年数が浅い
一般的に、築年数が長くなればなるほど、物件は傷むので、ゴキブリのような害虫が侵入しやすくなります。
1階でも過ごしやすい賃貸物件を探しているなら、なるべく築年数が浅い物件を選んでみてください。
1階なら上階と比べて家賃を抑えやすいので、思い切って新築を検討するのも良いでしょう。
- オートロック
- 温水洗浄便座
- 宅配ボックス
- IHコンロ
築年数については不動産会社が把握しているので、ぜひチェックしてみてください。
浴室乾燥機が設置されている
1階では防犯の都合上、外に洗濯物を干しづらいため、浴室乾燥機つきの物件を選ぶのがおすすめです。
浴室乾燥機がないと外に洗濯物を干すことが増え、外からどのような人が住んでいるのかがわかってしまうリスクがあります。
特に、女性の一人暮らしだとわかれば不審者から狙われやすくなるので、安心して暮らせません。
浴室乾燥機があれば浴室と洗濯物の乾燥が可能で、カビを防ぐ役割も果たせるため、部屋を清潔に保てるでしょう。
災害対策への意識が高い
1階は水害のリスクが高いため、安全に暮らすためには災害対策への意識が高い物件を選ぶのがポイントです。
具体的には次のような特徴をもつ物件を指します。
- 防災倉庫がある
- 非常用電源が設置されている
このような設備があれば、災害が起きても、安心して暮らせるでしょう。
【後悔しない】賃貸の1階を契約するときにチェックすべき3つのポイント
最後に、賃貸の1階を契約するときに、外せない3つのポイントを解説します。
- 周囲の治安
- 飲食店やゴミ置き場からの距離
- 周囲の建物の高さ
それぞれくわしく解説します。
周囲の治安
賃貸を契約するときは必ず周囲の治安を確認しておきましょう。実際に現地を歩いてみると治安の良し悪しがわかるので、契約の前には一度現地を訪れてみてください。
また、警視庁犯罪件数マップを見ると、その地域で起こった過去の事件や事案をチェックできるので、エリアで悩んでいる方の参考にもなります。
周囲の治安が悪いと、不審者情報や事件以外にも、騒音や不法投棄に悩まされるケースも少なくありません。
賃貸物件の1階に住む場合は、特に治安を気にしてみてください。
飲食店やゴミ置き場からの距離
物件から飲食店やゴミ置き場が近いと害虫が発生しやすくなります。
1階は害虫や臭いに悩まされることが多いので、できるだけ飲食店やゴミ置き場から離れた物件を選びましょう。
防虫剤のような対策も、ある程度の効果はあるものの、あらかじめ害虫が発生しにくいエリアを選ぶのが良いでしょう。
周囲の建物の高さ
周囲の建物の高さによっては日光が遮られ、日当たりが悪くなり寒く感じてしまいます。
夏場は日当たりが悪くても良いと思っていても、いざ冬になると寒くて1階を選んで後悔したとのケースも少なくありません。
Googleマップやインターネット上の写真だけではわからないことも多いので、現地に行ってみることをおすすめします。
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1階でも住み心地の良い賃貸物件を探しているのであれば、信頼できる不動産会社に相談してみましょう。
賃貸の1階は防犯や災害の面で多くのデメリットがあるのも事実です。
住んでから後悔したくない方は、信頼できる不動産会社に相談してみてください。
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賃貸の1階はやめとけは嘘!魅力をチェックしてお得に契約しよう
賃貸の1階はやめとけと言われがちですが、ほかの階にはない魅力が多くあり、おすすめです。具体的な魅力は以下の内容が挙げられます。
- 上階に比べて家賃が安い
- 階下を気にする必要がない
- 夏は涼しく生活しやすい
- 専用の庭がついている物件がある
- 大きい荷物を運びやすい
- 災害時にすぐ避難できる
ただし、ゴキブリをはじめとした害虫が入ってきやすい、防犯面による心配があるなどのデメリットも存在します。
賃貸の1階に住む際は、当記事で解説した内容を参考にして、納得のいく物件を契約しましょう。
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賃貸の1階はやめとけと言われたものの、安心したうえで、なるべく初期費用を抑えて住みたい方はぜひ活用してみてください。
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