大阪で同棲するときの家賃相場は？間取り別の相場やおすすめ地域も紹介

といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論、大阪で同棲するときの家賃相場は5〜18万円です。

本記事では、大阪だけでなく、条件別の家賃相場や同棲物件を選ぶときに押さえておくべきポイントも解説します。

大阪の家賃相場を把握したうえで、自分たちの理想の同棲物件を見つけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

大阪で同棲するときの家賃相場は5〜18万円

同じ大阪であっても、家賃相場はエリアによって大きく異なります。

以下の表に、エリア別の間取りと相場をまとめました。なお、間取りは大阪での同棲に適している4つの間取りにしています。

エリア	主な地域	1LDKの相場	2DKの相場	2LDKの相場	3LDKの相場
大阪市内	中央区・福島区・天王寺区	7〜12万円	5〜11万円	11〜18万円	17〜23万円
豊中・箕面エリア	豊中市・箕面市	6〜9万円	5〜6万円	9〜12万円	10〜15万円
北摂エリア	吹田市・茨木市・高槻市	6〜9万円	5〜6万円	9〜13万円	10〜15万円
堺エリア	堺市	6〜8万円	5〜6万円	8〜11万円	9〜13万円
岸和田エリア	岸和田市	5〜7万円	4〜5万円	7〜10万円	7〜8万円
東大阪エリア	東大阪市	5〜8万円	4〜5万円	8〜11万円	7〜12万円

どのエリアが最適かは、ふたりの働き方や優先したい内容によって異なるでしょう。

家賃だけでなく、アクセスや周辺環境、将来のライフプランも含めて、無理のない範囲で検討するのが大切です。

【条件別】大阪で同棲するときのおすすめ地域

大阪で同棲するのであれば、ふたりの希望に合わせて住む場所を選ぶことが大切です。ここでは、以下の条件別に、おすすめの地域を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

家賃を7万円以内に抑えたい場合

予算重視で家賃を7万円以内に抑えたい場合は、以下の地域がおすすめです。

これらの地域は中心部に比べて家賃が低く、1LDKでも5〜8万円台で探せる物件が見つかります。

以下は実際にSUUMOで検索した結果であり、ヒット数は1,088件でした。（2025年4月時点）

引用：SUUMO

大阪の中心部と比べれば利便性は劣るものの、静かで落ち着いた雰囲気の街が多いのが特徴です。

家賃を抑えたいカップルに向いているといえるでしょう。

交通の利便性を優先したい場合

通勤や外出のしやすさを優先したいなら、以下の地域が有力な候補です。

これらのエリアはJR・地下鉄・私鉄が複数乗り入れており、どこへ行くにもアクセスしやすいのが魅力です。

たとえば、大阪市天王寺区にある天王寺駅は、JR線に加えて、大阪メトロ御堂筋線・谷町線も利用可能です。

南大阪方面や奈良方面へのアクセスに強く、難波や本町などの市内中心部にも乗り換えなしで移動できます。

また、大阪市都島区にある京橋駅は、JR線・京阪本線・大阪メトロ長堀鶴見緑地線が乗り入れており、東西南北どこへ行くにも便利な駅です。

駅近で便利な暮らしができますが、家賃はやや高めであり、1LDKでも12万円程度になる場合もあります。

時間の節約や日々の快適さを考えると、十分に住む価値がある地域です。

治安が良いエリアに住みたい場合

治安の良いエリアに住みたいカップルには、以下の地域が人気です。

大阪府警察が発表している令和4年の犯罪統計「9.刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数」によると、これらの地域は犯罪の発生率が低いのが特徴です。

安心して暮らしやすい環境だといえるでしょう。

また、ファミリー層が多いケースもあり、スーパーや公園など日常生活に必要な施設も充実しています。

家賃は6〜9万円程度で、治安の良さと家賃のバランスが取れた住環境を重視したい方におすすめです。

大阪の間取り別の家賃相場

ここでは、大阪府内の間取り別の家賃相場を紹介します。同棲に向いている1LDKから3LDKまでの家賃相場は、以下のとおりです。

間取り	家賃相場
1LDK	7〜9万円
2DK	5〜7万円
2LDK	8〜10万円
3LDK	9〜11万円

参考：CHINTAI 大阪府の家賃相場情報

家賃相場は、間取りによって大きく異なります。

同棲に向いている間取り別の相場をあらかじめ知っておくと、無理のない範囲で物件選びを進めやすくなるでしょう。

大阪の同棲物件を選ぶときに押さえておくべき4つのポイント

理想の同棲生活をスタートさせるには、家賃や間取りだけでなく、ふたりの考え方やライフスタイルに合った物件選びが大切です。

特に押さえておきたいポイントは、以下の4つです。

それぞれくわしく見ていきましょう。

お互いの希望条件をすり合わせておく

物件選びの前に、お互いの希望条件をすり合わせておきましょう。

間取りや家賃、駅からの距離、通勤時間など、それぞれが大切にしたいポイントは違うはずです。

たとえば、大阪の中心地である梅田エリアの「キタ」はオフィス街が多く、都会的な雰囲気が好きな方に向いています。

一方、なんば・心斎橋エリアの「ミナミ」は商業施設や飲食店が集まり、にぎやかなエリアです。

自分たちの生活スタイルは、どちらの方が好みかお互いの考えを伝えてみてください。

また「譲れない条件」と「妥協できる条件」に分けて整理すれば、物件探しもスムーズに進められます。

家賃は手取り月収の30％以内を目安にする

無理なく同棲生活を続けるには、家賃の上限を決めておくのが大切です。

一般的に、家賃は「手取り月収の25〜30％以内」が無理のない範囲とされています。

たとえば、合計手取りが40万円なら、家賃は10〜12万円以内が目安です。

ふたりの収入を合算し、そこから生活費や貯金を差し引いて考えると、毎月どれくらいの家賃までなら無理なく支払えるかの目安がわかります。

生活費や貯金も考慮し、現実的な予算に収まる家賃設定にすると、長く安心して暮らせるでしょう。

生活費のシミュレーションで家賃とのバランスを見る

家賃だけで予算を決めてしまうと、引っ越し後に生活が苦しくなるケースもあります。

同棲を始める前に、毎月かかる固定費も含めて、あらかじめシミュレーションしておくと、家賃にかけても問題のない金額の目安が見えてきます。

以下の表は、同棲するときに必要な生活費の目安を、項目別にまとめました。

項目	月額目安
家賃	80,000円
食費	50,000円
光熱・通信	25,000円
日用品	30,000円
交際費	40,000円
貯金・予備費	30,000円
合計	255,000円

ふたりで想定できる支出を洗い出し、「この金額ならゆとりを持って暮らせそう」と思えるバランスを見つけると、安心して同棲生活を続けられます。

家賃以外の初期費用も忘れずに見積もる

物件探しでは月々の家賃だけに目が向きがちですが、初期費用も忘れずに見積もりをしましょう。

敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料などを含めると、家賃の4〜6ヵ月分が必要になるケースが一般的です。

たとえば、家賃8万円の物件なら、初期費用は32〜48万円ほどが必要になります。

想定より出費が膨らみ「良い物件が見つかったのに契約できない」といった事態も起こり得るでしょう。

あらかじめ総予算を把握し、無理のない範囲で物件を選んでみてください。

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同棲物件の家賃相場が高すぎると感じたときの対処法

大阪で同棲を始めようと思っても「想定より家賃が高い…」と感じるケースもあるでしょう。そのような場合は、以下の対処法を試してみてください。

工夫次第で、予算内でも納得できる住まいが見つかる可能性があります。くわしく見ていきましょう。

エリアを広げて家賃の安い地域も検討する

中心部にこだわらず、通勤圏内でエリアを広げるだけでも家賃を抑えられるケースは多くあります。

以下のように、条件を緩和すると物件の選択肢と広さの余裕が出やすいです。

条件・内容	変更前	変更後
駅徒歩分数	10分以内	15分以内
最寄り駅の停車状況	特急が停車する	普通しか停車しない

実際に以下の条件で、徒歩10分と15分で検索し比べてみました。

まずは、徒歩10分を条件にした場合です。物件のヒット数は43件でした。

引用：SUUMO

次に、条件を徒歩15分にした場合を見てみましょう。検索数は108件にものぼりました。

引用：SUUMO

該当の物件数が2倍以上違うことがわかります。なかなか良い物件が見つからない場合は、条件を広げてみてください。

間取りや築年数にこだわりすぎない

築年数が浅く、間取りも広い物件は人気が高いため、家賃が割高になりがちです。

しかし、築年数が多少古くても、リフォーム済みの物件であれば、内装はきれいで快適に暮らせる場合もあります。

また、2LDKにこだわらず1LDKや3DK、2DKまで条件を緩和すると、選択肢は増えるでしょう。

すべての条件を満たす物件は限られるため、譲れない条件を整理しておくと、現実的な家賃で理想に近い住まいを見つけやすくなります。

初期費用を抑えてトータルコストで比較する

募集中の物件のなかには、「礼金なし」「仲介手数料無料」といったキャンペーン物件も増えています。

キャンペーン中の物件を選べば、初期費用が抑えられるため、家賃が予算オーバーしていても検討できる可能性があります。

たとえば、家賃10万円で礼金2ヵ月の物件と、11万円で礼金なしの物件とを比較してみましょう。

以下の表のように、2年間のトータルの支出額にほとんど差はありません。

ケース	月額家賃	2年間の家賃総額	礼金	初期費用＋家賃総額
家賃10万円で礼金2ヵ月の場合	10万円	240万円	20万円	260万円
家賃が11万円で礼金がなしの場合	11万円	264万円	0円	264万円

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大阪での同棲生活を成功させるために家賃相場を把握しよう

大阪での家賃相場は間取りや立地などの条件によって、大きく変わります。同棲前には、各エリアがどのくらいの相場なのかを事前にチェックしておきましょう。

エリア	主な地域	1LDKの相場	2DKの相場	2LDKの相場	3LDKの相場
大阪市内	中央区・福島区・天王寺区	7〜12万円	5〜11万円	11〜18万円	17〜23万円
豊中・箕面エリア	豊中市・箕面市	6〜9万円	5〜6万円	9〜12万円	10〜15万円
北摂エリア	吹田市・茨木市・高槻市	6〜9万円	5〜6万円	9〜13万円	10〜15万円
堺エリア	堺市	6〜8万円	5〜6万円	8〜11万円	9〜13万円
岸和田エリア	岸和田市	5〜7万円	4〜5万円	7〜10万円	7〜8万円
東大阪エリア	東大阪市	5〜8万円	4〜5万円	8〜11万円	7〜12万円

しかし、相場だけを見ても、どのように物件を選んで良いかわからない方も多いでしょう。

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